本日はクマに麻酔をかける作業が行なわれました。クマの健康管理に重要な検査をしたりデータをとったりするのですがクマへ負担をかけないように獣医と飼育スタッフが段取り良く作業を進めなければいけません。体測(大きさを測る)や採血、体温測定、体重測定、口内チェックなど行ないました。

麻酔をかけたときは、普段触れることのできないクマに直接触ることができる貴重な場でもあります。冬ごもりで秋に蓄えた脂肪がどの程度落ちているのか、体に傷や病気はないか。見るだけではわからないことを麻酔の時にさわって確認する必要があるんです。

それともうひとつ。お客様にもクマの能力や大きさなど身近に感じて頂けるように、展示物用の作業も行ないます。足型を取ったり少しだけ毛をしっけいしたり作業風景を写真に撮ったり。

今回の写真はクマの前足とスタッフの手の大きさを比べているところと足型をとっているところです。

今まで試行錯誤を重ねいろいろな方法で足型とりを試してきましたが今回は墨汁を使って足型をうつしとりました。今までで一番きれいにとれたかも!クマの足の指って実は小指のほうが大きいんですよ!(写真は人間もクマも右手です)それにしてもクマの爪って立派ですね・・・!

【飼育スタッフ:伊藤】


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