晴れた日よりも雪が降っている日の方が暖かいですね。
クマたちは20日に最終給餌日を終えていよいよ本格的に絶食、冬ごもりに入ろうとしています。
昨年はクマたちの様子が落ち着いてきてから巣材となる稲ワラを部屋に入れたのですが、今年は実験的にやり方を変えてみました。
というのも、ベアマウンテンのクマたちが冬ごもりに入るきっかけとしてワラの投入も大きく影響しているのではないかと考えたからです。
今日はとりあえずヤワラ、イヌオ、ミスミの部屋に稲ワラを入れてみました。
掃除を終えてシュートから部屋にクマを入れましたが、ワラに対する反応はとてもよかったです。
まず、ヤワラは部屋に入ってすぐにワラに気付き、前足で身体の下にワラを入れるようにかき集めました。集めては散らし、集めては散らしを繰り返しながらワラを柔らかくほぐしています。
これから自分が冬を越す為の寝床を整えようと一心にワラをいじる姿を、初めて自分の目で見てじわ〜っと感動してしまいました・・・(*^〜^*)
イヌオも同じようにワラいじりをして丸い鳥の巣のような寝床を作り、寝床の中央で丸くなって眠りはじめました。ただしまだ他の個体は起きていますし、私たちも清掃作業を続けていたので周りの音が気になってしまったのか少し眠って起き、またワラいじりをしていました。
ミスミもすぐに気付いてワラをいじりはじめましたが、さほど丁寧にいじらないうちに適当に集めたワラの上で眠ってしまいました。どうやら本格的な冬ごもりはまだ先、と言った様子です。
↑フラッシュなしで撮影。ヤワラの寝床です。部屋の左奥に巣を作り丸まって寝ています。
↑顔を手で覆って寝ています。フラッシュまぶしい?!ゴメンなさい!
↑ミスミの部屋にワラを入れているところ。「巣、作ってネ」の気持ちをこめてセッティング。
【飼育:伊藤】