冬の飼育係ってなにしてんだろう?
そんな疑問が生まれる季節になりました。
ベアマウンテンではより自然に近い生態を をテーマに実際にヒグマたちに『冬ごもり』を行ってもらっています。
実はヒグマは謎の多い動物なんです。
現在は、エサを一切与えず、クマたちの代謝が落ちるのを見極め、眠れる環境づくりに力を注いでいます。
中には『腹減った!』と自己アピールしてくるクマも居ますが、ここは心を鬼に。
その分、寝床作りには全力で当たります。
↑寝床に使用するワラの束。
18頭分ともなると量が半端じゃないうえに重い!!
↑遮光のため、板を扉に設置。右がワラを入れた部屋になります。
↑期待の新人モコ。
秋口にサホロへ転勤になり、冬ごもり初体験。
この後、ワラをぶっちらかし期待通りの反応(笑)
・・・小一時間後、静かになったので見てみると、ワラを一箇所に集めてその上で落ち着いていました。
驚かせないために撮影はしていませんが、私たちが布団に寝そべった感じです。
ワラを見たことも触ったことも無いクマが、誰からも教わらずに巣を作る。
驚嘆ですね。
冬の飼育係は大変ですが、その分クマたちの動きを独り占めしています(^皿^)
↑本格的に眠ると、呼吸数を計測し貴重なデータとして記録します。
右は、獣舎の水が凍結してしまったのでお湯を運んでいます(笑)
ではみなさん、良い年末を!!