ライオンマルのワラが一部汚れているように見えたので、クマを一旦シュート(ろうか)に出してワラの状態を確認することにしました。
扉を開ける物音に気付いて頭を上げたライオンマル。
ふぁ〜〜〜と大きなあくびをして立ち上がりました。
動きはとってもゆっくりで、表情も「ねぼけまなこ」といった感じです。
しばらくワラの上でじっとしたまま動きそうになかったので棒を差し入れてお尻をチョンチョンと刺激し、外に出ることを促します。
歩行に目立ったふらつきやよろけも無く、ゆっくりと扉をくぐって出て行きました。
実際にワラをさわってみると、クマがほぐしてふわふわにやわらかくなった繊維が気持ちよかったです。きっと寝心地はバツグンでしょう。
壁や天井には霜がびっしりとついていましたがライオンマルが寝ていた場所は「クマの形」にきれいに融けていました。
観察窓から見た時よりもワラ湿り気、汚れも少なかったのでワラが汚れている部分だけを取除いて、新しいワラを追加して作業は終了しました。
部屋に戻ったライオンマルはさっそく寝床を整えて眠っていました。
さて!明日は獣舎にこもって30分〜1時間おきに全頭の寝息を聞く1日観察です。
【飼育:伊藤】