スキー場の業務について早1週間ほど。
今日は久しぶりにクマたちの様子を見に獣舎に行ってきました。
私が行った頃にはサブパドックに出ていたクマたちを収容する時間帯で「はやく!ごはん!」というようにソワソワ、準備ができるのを待っていたのでした。
一番に並んでいたジョイナーにちょっかいをかけて怒られ、負けないぞというように背こすりしました。
クマたちの身体、雪が降る前に泥のところで寝転がったりしていたので汚れています。
洗ってやりたいけれど、この気温では毛が凍ってしまいます(^^;)
しかしこのまま冬ごもりに入っても、なぜか春には毛並みがピカピカになっている個体がいるんです。
寝ワラにこすれて汚れがとれるのかしら?
それとも冬ごもりをすると生理的な変化がおきるのかしら?
冬ごもりする能力を備えていないニンゲンが解明するのは難しいことばかりです。
今クマたちは食いだめの時期が過ぎ、エサを徐々に減らしている段階です。
エサに混ぜていたビート(砂糖の原料になります。十勝地方で栽培が盛んです)
を減らしたとたんに便がゆるくなってしまったので、エサの内容を見直してビートの量も調整しました。
するとテキメン、良好便になったのです。エサをたった1種類変えるだけでこんなに大きな変化となって現れるんです。大きな身体をして実はとてもデリケートな生き物なんですね。
私がクマに会いに行っている最中、サラとモコはおりこうに待っていてくれました。
【伊藤】