お知らせ コウジが死亡しました。
お知らせ 2025年6月1日にエゾヒグマ・オスのコウジ(33歳)が死亡しました。 4月4日より動作緩慢及び起立困難・食欲不振により今季は展示せず治療・休養していました。 投薬を行い徐々に自立歩行が可能になり、麻酔検査時には腹部の腫瘤切除と左肩に褥瘡がありましたが5月中旬にはほぼ完治していました。 5月1日朝に多量の鼻出血を起こしその後2回少量の鼻出血を起こしましたが5月13日以降出血はなく経過観察していました。 また5月中旬よりおそらく発情による食欲減退がみられたので、できるだけ食べるものを給餌し体重減少を防いでいました。 左前肢のナックリングや食欲にムラがあるものの、体調は落ち着いており前日まで起立移動はスムーズに行っておりました。 5月31日夕方震度3の地震が発生し、獣舎点検の際には伏臥で休んでいるのを確認していましたが、 6月1日朝に死亡しているのが確認されました。 解剖の結果、死因は心筋梗塞と考えられます。また心臓の拡張により肝臓のうっ血肥大や腹水・胸水の貯留も認められました。 2006年4月にベアマウンテンに双子のコウタと共に来園してから約19年間、ベアマウンテンの裏番長(?)として強くまっすぐに過ごし、 頑固で中々癖がある子でしたが、愛するヒロタケと共に仲睦まじい様子を見せてくれたり、嫌いなクマには苛烈な姿を見せてくれたり様々な魅力があるクマでした。 4月に休養のお知らせの際たくさんの応援メッセージや果物の差し入れなど、コウジの事を気にかけ応援していただき本当にありがとうございます。 コウジを愛してくださった皆様にはスタッフ一同心より感謝申し上げます。 現在ベアマウンテンで飼育しているエゾヒグマは9頭になります。 ありがとう、コウジ。
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