クマネタは久しぶりの更新になってしまいすみません…

現在のクマたちはというと、与えるエサの量を徐々に減らしていっています。

野生下でも雪が積もり始めるこの時期は必然的にエサがとれなくなってきます。

また、エサの量を減らすと同時にエサを与えない日(絶食日)とエサを与える日(給餌日)をもうけています。

寒さとエサの量の変化によりだんだんと代謝が落ちてきて冬ごもりに入ります。ちなみに昨日は給餌日で、約4kgのエサを与えましたがどのクマも完食しました。

今日、明日は絶食日になりますが、クマたちは何だか物足りなさそうな様子で、起きている時間も多くまだまだ深い眠りにつく気配はありません。

DSC05118_640.jpg ←エサを食べ終わってうたたねするヒロタケ

さて、部屋を清掃してクマをシュート(廊下)から部屋に入れるのですが絶食日とはいえ、さすがに全く餌がないと部屋の中に入る魅力がないので入ってくれません。

なので部屋の中に少量のペレットを用意しておいて、クマを誘います。

(部屋の扉の構造上、閉めるのに時間がかかってしまうので餌を食べている間に扉を閉めるんです)

しかしジョイナーとコウタは難しい性格で、「エサがちょっとしかないからイヤダ!」とでもいうように、なかなか部屋に入ってくれません。

何度も出たり入ったりを繰り返し、困ったことにペレットを両前肢で抱えるように引きずり出してシュートで食べてしまうこともしばしばありました。

う〜ん、困った…

ずるがしこい2頭はこんな調子で粘るので、「じらし作戦」で部屋に入ってもらっています。

清掃が終わってペレットを用意するところまでは他のクマと同じようにしますが、すぐに扉を全開するのではなく、30cm程の隙間を開ける程度にとどめておきます。

こうすると、最初は「まだ入らないよ〜」というようにシュートを歩き回っていますが、部屋の中にペレットがちゃんとあることを確認するとだんだんと部屋の方に興味がわき、「中に入りたくなってきたな〜」という素振りを見せます。

ジョイナーとコウタが「入りたい」という意思を持ったところで扉を開けると、ちゃんと中に入ってくれます。

ニンゲンとジョイナー&コウタの駆け引き(?!)はしばらく続きそうです(^^;)

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↑ 気難しいコウタさん(笑)        ↑ へそまがりジョイナー(笑)

[繁殖:伊藤]