先日のベア・マウンテン便りにもありましたが、ヒグマたちは徐々に目覚め始めています。
目覚めたヒグマから、これからの活動期に備えて給餌を始めました。ヒグマたちは約3ヶ月間
絶食状態で過ごしてきたので、目覚めた直後は内臓の働きが十分でないと思われます。
そのため、内臓がびっくりしないように、最初はクマ用のペレットをお湯でふやかしたものを
少量与えます。その後、ヒグマの様子をみながら、徐々に餌の量や種類を増やしていきます。
餌は、ヒグマたちの個室についている給餌口からスコップを使って入れます。
餌のにおいを察知したヒグマは、餌がほしいのか給餌口の前に寄ってきてしまいます。
そのため、スコップで餌を入れる人、鉄棒でヒグマを追い払う人と必ず2人1組で作業します。
ヒグマの様子をみながら素早く餌を入れますが、スコップの動かし方ひとつでも角度やスピードの
違いで、うまく入れられたり、入れられなかったりするので難しいです。不器用な私は、
先輩飼育係のアドバイスを受けながら奮闘中です。
【飼育 中筋】