最近道端にドングリが落ちているのでクマに与えようと思い、今日は改札付近のドングリをひろっていました。
するとバスのドライバーさんに「ここのドングリはここによく来るリスが食べる分だよ」と教えてもらいました。落ちたドングリを改札前の縁石に置いておくんだそうです。そしたら次の朝には食べた痕があるんですって!
「へぇ、すてき!皆冬の支度に忙しいのね」なんて思い歩道橋をベアポイントに向って歩いていたのですが・・・・
ぽと。
ぽとぽと
ぽとぽとぽとぽと・・・・・
「なんぞや?!」と頭上を見上げますと、ドングリのカラが降ってきているんです。
・・・なんて素敵なこと!シマリスが私の頭の上でドングリを食べているっっ!!
気付かれないかしらと思って膝をついて姿勢をひくーく、口をあんぐり開けてマヌケな顔で見入ってしまいました。シマリスの方は、もうドングリに夢中で。あっちを食べこっちを食べ「おっとこれは虫食いだ」と小さな虫食い穴のついたドングリは食べずにぽいぽい落とすんです。
ほおぶくろがもうぱんぱん、後から出せるのか心配になるくらい詰めこんでいます。
シマリスが高い木の上に上ることは珍しいようでときおりバランスを崩して落ちそうになりながら、なんとかしがみつき「ファイト一発!」
さっき話を聞いたドライバーさんに無線で連絡し「写真にとって」ということになりましたので、大急ぎでカメラを取ってまた戻ってきた時には、さらに木の上にのぼって食べていました。
子供の頃に見たことない生き物を見つけたときのような、わくわくどきどき、胸の高鳴り、顔のニヤニヤが止まりませんでした。
もしかしたら皆さんも遊歩道を通ったときに運良く見つけられるかもしれません。
気が付いたら静か〜にあたたかく見守ってあげてくださいね。 【飼育係:伊藤】